朝までぐっすり寝たいのに、なぜか夜中に目が覚めてしまう……

そんな『中途覚醒』タイプの不眠に悩まされていませんか??

今回は中途覚醒に効果的な睡眠薬をご紹介します。

夜中に目が覚めてしまうのはなぜ?

三千人以上の人を対象に調査を行ったところ、15%の人が夜中に目が覚める中途覚醒に悩んでいるという結果が出ました。

これは、年齢を重ねるにつれ発生しやすくなる傾向にあるそうです。

では、そもそも夜中に目が覚めてしまうのはなぜなのでしょうか。

睡眠サイクルが関係している

睡眠のパターンには2つあります。

・体を休める「レム睡眠」
・脳を休める「ノンレム睡眠」

通常、眠りにつくと最初にレム睡眠があらわれ、時間とともに眠りが深くなりノンレム睡眠に移行します。

それからまた浅い眠りのレム睡眠になり、また深いノンレム睡眠になり……

このようにレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すのが通常の睡眠サイクルで、その周期はおよそ90分と言われています。

この眠りが浅いレム睡眠のタイミングで覚醒してしまうことが多いのです。

目が覚める原因は様々

ではなぜ眠りが浅くなった時に目が覚めてしまうのでしょうか。

原因として挙げられるのは主に以下の5つです。

加齢

先程も少し触れましたが、年齢が上がるにつれ中途覚醒が起こる確率も上がってきます。

これは、加齢とともに深い睡眠がとれなくなり、全体的な眠りが浅くなることが原因です。

若い頃は睡眠サイクルの中で浅い眠りになっても覚醒には至らなかったものが、全体的に眠りが浅くなることで覚醒するまでに浅くなってしまうというわけです。

生活習慣

寝る前の飲酒や夜遅くの食事が原因になることもあります。

寝酒というと「眠りに入りやすくなる」というイメージがありますね。

それはその通りなのですが、寝る前の飲酒により睡眠の質が悪くなり、眠りが浅くなることも事実です。

アルコールは3時間程度でアセトアルデヒドという毒素に分解されます。

このアセトアルデヒドには活動する神経『交感神経』を刺激し、脳を覚醒させる作用があるため、夜中に目が覚めてしまうというわけです。

では、夜遅くの食事がよくない理由はなんでしょう。

普通、食事をしたら胃が消化をしてくれますよね。

胃の中に食べ物が入っている状態で眠りにつくと、寝ている間も胃は消化を続けなければなりません。

つまり、眠っていても体の一部が一生懸命動いている状態になるわけです。

このため休息が十分に行われず、中途覚醒に繋がってしまうのです。

身体の痛み

首、肩、腰などの痛みも眠りを浅くする原因になります。

腰痛持ちなどでなくても、枕やマットレスが合っていないと体には負担がかかります。

枕やマットレスには毎日圧力がかかっているので、年月の経過とともに形も変わってきます。

知らず知らずのうちに体にフィットしなくなり、安眠の妨げになることもあるのです。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は睡眠障害の一種で、寝ている間に呼吸が頻繁に止まってしまい、そのために瞬間的に脳が覚醒してしまうというものです。

無呼吸が原因で中途覚醒している場合は、あまり自覚症状がありません。

覚醒といっても一時的に脳が覚醒するだけで、すぐにまた入眠してしまうからです。

無呼吸による覚醒と睡眠が浅くなるタイミングが重なる場合には、自覚できるレベルで覚醒することもあります。

周期性四肢運動障害

あまり聞きなれない言葉かと思いますがこちらも睡眠障害の一つで、睡眠中に足がぴくんと動いたり、けいれんしたりする症状のことを言います。

睡眠中に起こるため自覚がない場合がほとんどで、本人としては「なぜかわからないが目が覚めた」という感覚です。

年齢が上がるにつれ発症率も高くなり、50歳以上の人に多いと言われています。

短時間~中間作用型がおすすめ

では、そんな中途覚醒に悩む方に合う睡眠薬はどんなものがあるのでしょう。

睡眠薬は作用時間ごとに分類されており、2~3時間で効果が切れてしまうものから何十時間も持続するものまで実に様々です。

分類商品名薬剤名最高血中濃度
到達時間
血中半減期
短時間作用型デパスエチゾラム3.3時間6.3時間
リスミーリルマザホン3時間10.5時間
レンドルミンブロチゾラム1.5時間7時間
エバミールロルメタゼパム1~2時間10時間
ロラメット
中間作用型サイレースフルニトラゼパム1~2時間15時間
ロヒプノール
ベンザリンニトラゼパム2時間21~25時間
ネルボン

その中でも短時間作用型、中間作用型が効果的です。

作用時間が長いため、夜中に目が覚めることなくぐっすり眠ることができます。

寝つきが悪い「入眠障害」も併発している場合は、エバミールやロラメットなどの比較的効きが早いものを選ぶといいでしょう。

しかし、作用時間が長ければ長いほど、翌日にまで眠気が残りやすいというデメリットもあります。

その場合、朝起きるのがつらかったり、日中の眠気やだるさに悩まされたりします。

まとめ

睡眠薬はあくまで一時的に不眠の症状をおさえるためのもので、不眠の根本的な治療はできません。

極力薬を使わずに不眠を治せればいいのですが、何日も眠れない状態が続いてしまうと生活に支障を来します。

そうならないためにも、睡眠薬の力を借りることは悪いことではありません。

医師の指導のもと、用法用量を守って正しく服用していれば不眠の強い味方になってくれます。

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